聖天通劇場についてtheater
理念・目的
聖天通劇場は
福島のみなさんとともに成長し、大阪の芸術文化振興に貢献していく劇場を目的に建設します。
ドイツの小さな町トリアというところでは、毎年「ロミオとジュリエット」が上演されています。
出演者も、スタッフもみなトリアの町の人たちで、毎年違ったキャスティングで上演され、見に来た人たちは上演後、飲み食いしながら「今年のロミオはどうだった」「おととしの舞台とこう違っていた」「このシーンの照明は斬新だった」などと比較しあい、それを楽しみます。
こうした地元だけで楽しむ演劇は町にとって、とても有意義で、心が豊かになります。
日本の祭りに近いものといえます。
聖天通という飲食街での劇場のイベント開催は、飲食店などへの消費喚起へつながることになるでしょう。また我々は活気づく商店街のみなさまの息吹を取り入れていきます。
日常生活と芸術文化がつながっていくことで、将来はトリアのように町と劇場が一体化し、「福島の祭」が芽生えていくことを願っています。
「芸術文化が簡単に手の届くところにある」
聖天通劇場はそんな劇場を目指します。
劇場支配人
永井秀樹Nagai Hideki
1966年大阪市福島区生まれ。
大学入学を機に上京。大学卒業後、劇団青年団(主宰・平田オリザ)で俳優として活動するかたわら、劇団「東京タンバリン」(主宰・高井浩子)で、20年以上制作の仕事にかかわり、東京以外にも大阪、広島、札幌などでの国内公演、フランス・パリ公演の実施にも携わりました。
また演劇を使ったコミュニケーションワークショップファシリテーターとして、小学校~社会人まで対応できるワークショッププログラムで、講師も務め、芸術文化が社会生活に影響を与えるという文化の架け橋としての役割も果たしてきました。
2020年に家業を継ぎ、永井実業の代表として、聖天通劇場を建設。福島を拠点として、芸術文化発展に寄与することを決意。地元の福島区で劇場を開場するに至りました。