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世田谷シルク

『野火』

原作
大岡昇平
演出・テキストレジ
堀川炎

2025年620 - 622

舞台は、日本の劣勢が決定的となった第2次大戦末期、フィリピン・レイテ島。
肺病を患った日本兵は、わずか数本の芋を渡されて中隊を追い出され、さらに野戦病院からは食糧不足のために入院を拒否される。飢えと敵におびえながら、野火の煙が立ち上る原野をさまよい歩く日本兵は、律しがたい生への執着と絶対的な孤独の中で、かつて棄てた信仰に目覚めはじめる。ところが目の当たりにする現実は、ことごとく彼の望みを絶ち切り、精神は極限状態となる。やがて共存している顔見知りの兵隊たちと再会するが、その事実は日本兵にとって受け入れがたいものであった。当時を振り返り、真実をひとつひとつ思い出すとき、次第に彼は狂人と化していくー。

平凡な一人の男の異常な戦争体験をもとに、殺人、人肉嗜食、信仰といった極限状態を描き、
戦争とは何かを問いかける——人間の思考と狂気に迫る、大岡昇平の物語

戦争文学の代表的名作である本作の演出を堀川炎、主演は、多数の舞台に出演し圧倒的な存在感で魅せる永井秀樹。
堀川炎、永井秀樹が創りあげる、唯一無二の一人芝居。

出演

  • 永井秀樹(青年団)

日時

2025年620 - 622

6/20【金】 19:30
6/21【土】 14:00
6/22【日】 14:00

 

  • 受付開始・開場:開演の20分前
  • 上演時間:約85分

料金

前売・当日共
3,000
  • *全席自由席・日時指定
  • *未就学児はご入場いただけません。

チケット発売日

2025年514

チケット取り扱い

お問い合わせ

世田谷シルク
Mail : info@setagaya-silk.com

スタッフ

  • 舞台監督中嶋さおり(BS-Ⅱ)
  • 舞台美術杉山至(青年団)
  • 照明高木里桜
  • 照明操作門志亜紀(CLOUD9)
  • 音響浅葉修
  • 音響協力泉田雄太
  • 演出助手藤瀬のりこ(青年団)たむらみずほ(青年団)
  • 衣裳中原明子(青年団)
  • 制作太田久美子(青年団)
企画制作・主催
一般社団法人tokyo sisters 一般社団法人緊急事態舞台芸術ネットワーク
助成
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(全国キャラバン))

独立行政法人日本芸術文化振興会
ビジュアル撮影
igaki photo studio
画像提供
豊岡演劇祭実行委員会
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